教育サポートセンターNIREの団体概要

設立趣意

設立趣意

 子どもたちに学ぶ喜びを感じてもらい、仲間と共に豊かに成長してほしいというのは、すべての親や地域の願いです。しかし、ここ数年注目されているLD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群(アスペルガー症候群等)などの軽度発達障害を含む、特別な教育的ニーズを持つ子どもたちにとって、かれらが抱えている困難や問題は見過ごされやすく、周囲の理解や適切なサポートが不足しているのが現状です。こうした状況の中で、地域に密着した支援センターの設立と、教育活動の充実は急務の課題となってきています。

 特別な教育的ニーズを持つ子どもたちの支援には、その子自身が自分の特性を良く知り、自信を回復しながら自分の特性を活かすような適切な教育的サポートが必要です。 そのためにも、親や学校の協力はもちろん、専門機関やボランティアの活用など、一人ひとり異なる特性をよく理解しながら、丁寧で適切なサポートが要求されます。 また、家族をはじめ、その子に関わる多くの人たちが、軽度発達障害その他の理解と参画を進めることは、特別な教育的ニーズを持つ子どもたちだけでなく、すべての子どもたちが豊かに成長する社会を創造していくことにつながります。

 以上のような背景から、LD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群などの軽度発達障害を含む、特別な教育的ニーズを持つ子どもたち、及びその関係者を対象として、学習支援や総合的な体験学習プログラムなどの教育支援事業、ニュースレターの発行や講演会や懇談会などを開催する普及・啓蒙事業、指導者やボランテイアを育成する人材育成事業などを通じ、子どもたちの豊かな成長と自立、地域のネットワークづくりを進めることを目的とし、市民による非営利の社会貢献活動に参画していく、特定非営利活動法人「教育サポートセンターNIRE」を設立いたします。

 この新しい法人の設立が、多くの子どもたちに学ぶ喜びを感じてもらい、仲間と共に豊かに成長していく場となるように、多くの人たちと協力して進めていきたいと思っております。

教育サポートセンターNIRE代表 中塚史行(日本LD学会員)